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Contents:
  1. [Linux] Bash declare の使い方: 変数の属性を設定する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 配列の宣言
      2. 整数変数の宣言
      3. 読み取り専用変数の宣言
      4. 環境変数の宣言
    5. Tips

[Linux] Bash declare の使い方: 変数の属性を設定する

Overview

declare コマンドは、Bash シェルにおいて変数の属性を設定するために使用されます。このコマンドを使うことで、変数を特定のデータ型に指定したり、配列を宣言したりすることができます。

Usage

基本的な構文は次の通りです。

declare [options] [arguments]

Common Options

  • -a: 配列変数を宣言します。
  • -i: 整数変数を宣言します。数値演算が自動的に行われます。
  • -r: 読み取り専用変数を宣言します。変更できません。
  • -x: 環境変数としてエクスポートします。

Common Examples

配列の宣言

declare -a fruits
fruits=("apple" "banana" "cherry")
echo ${fruits[1]}  # 出力: banana

整数変数の宣言

declare -i num
num=5
num=num+10
echo $num  # 出力: 15

読み取り専用変数の宣言

declare -r pi=3.14
echo $pi  # 出力: 3.14
# pi=3.14159  # エラー: piは読み取り専用です

環境変数の宣言

declare -x MY_VAR="Hello, World!"
echo $MY_VAR  # 出力: Hello, World!

Tips

  • 変数を宣言する際は、必要に応じて属性を設定することで、意図しない変更を防ぐことができます。
  • 配列を使用する場合は、declare -a を使うことで、配列の要素を簡単に管理できます。
  • 整数演算を行う場合は、declare -i を使用すると便利です。