e2fsck コマンドは、Linux の ext2、ext3、ext4 ファイルシステムの整合性をチェックし、修復するためのツールです。ファイルシステムのエラーを検出し、必要に応じて修正を行います。
基本的な構文は以下の通りです。
e2fsck [options] [arguments]
-p
: 自動修正モード。エラーを自動的に修正します。-f
: 強制的にチェックを実行します。ファイルシステムがクリーンであってもチェックを行います。-n
: 読み取り専用モードで実行し、修正は行いません。-y
: すべての質問に「はい」と答え、自動的に修正を行います。以下にいくつかの実用的な例を示します。
ファイルシステムの整合性をチェックする基本的なコマンドです。
e2fsck /dev/sda1
エラーを自動的に修正する場合のコマンドです。
e2fsck -p /dev/sda1
ファイルシステムがクリーンであっても強制的にチェックを行います。
e2fsck -f /dev/sda1
修正を行わずにチェックのみを実行する場合のコマンドです。
e2fsck -n /dev/sda1