exit
コマンドは、シェルやスクリプトを終了するために使用されます。このコマンドを実行すると、シェルの終了ステータスを指定することができ、これにより他のプログラムに対して終了の結果を伝えることができます。
基本的な構文は以下の通りです。
exit [options] [status]
status
: 終了ステータスを指定します。0は成功を示し、1以上の値はエラーを示します。exit 0
このコマンドは、成功を示す終了ステータス0でシェルを終了します。
exit 1
このコマンドは、エラーを示す終了ステータス1でシェルを終了します。
#!/bin/bash
echo "処理中..."
exit 0
このスクリプトは、メッセージを表示した後、成功で終了します。
#!/bin/bash
ls /nonexistent_directory
exit_status=$?
exit $exit_status
このスクリプトは、存在しないディレクトリをリストし、その結果に基づいて終了ステータスを返します。
exit
を追加することで、明示的に終了ステータスを指定することができます。exit
を使用する際は、適切な終了ステータスを設定して、他のプログラムがその結果を正しく解釈できるようにしましょう。