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Contents:
  1. [Linux] Bash lspci の使い方: PCIデバイスの情報を表示する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 1. 基本的なPCIデバイスのリスト表示
      2. 2. 詳細情報の表示
      3. 3. 特定のデバイスの情報を表示
      4. 4. ドライバ情報の表示
      5. 5. 数値形式でのデバイスID表示
    5. Tips

[Linux] Bash lspci の使い方: PCIデバイスの情報を表示する

Overview

lspci コマンドは、Linuxシステム上で接続されているPCIデバイスの情報を表示するために使用されます。このコマンドを使うことで、ハードウェアの構成を確認したり、トラブルシューティングを行ったりすることができます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

lspci [options] [arguments]

Common Options

  • -v : 詳細情報を表示します。
  • -vv : さらに詳細な情報を表示します。
  • -k : ドライバ情報を表示します。
  • -n : デバイスのIDを数値形式で表示します。
  • -s <bus:device.function> : 特定のデバイスのみを表示します。

Common Examples

以下は、lspci コマンドの実用的な例です。

1. 基本的なPCIデバイスのリスト表示

lspci

2. 詳細情報の表示

lspci -v

3. 特定のデバイスの情報を表示

lspci -s 00:1f.0

4. ドライバ情報の表示

lspci -k

5. 数値形式でのデバイスID表示

lspci -n

Tips

  • lspci の出力を grep と組み合わせることで、特定のデバイスを簡単に検索できます。例えば、NVIDIAのデバイスを探す場合は次のようにします。
    lspci | grep NVIDIA
    
  • lspci の出力をファイルにリダイレクトして保存することもできます。例えば、次のコマンドで出力を pci_devices.txt に保存できます。
    lspci > pci_devices.txt
    
  • -t オプションを使用すると、PCIデバイスのツリー構造を表示できます。これにより、デバイスの階層関係を視覚的に確認できます。
    lspci -t