rm
コマンドは、ファイルやディレクトリを削除するために使用されます。このコマンドを使うと、指定したファイルやディレクトリをシステムから完全に取り除くことができます。
基本的な構文は以下の通りです。
rm [オプション] [引数]
-f
: 強制的に削除します。確認メッセージを表示せずに削除を実行します。-r
: ディレクトリを再帰的に削除します。ディレクトリ内のすべてのファイルとサブディレクトリも削除されます。-i
: 削除前に確認を求めるインタラクティブモードで実行します。-v
: 削除したファイルの名前を表示します。以下に、rm
コマンドのいくつかの実用的な例を示します。
rm sample.txt
rm file1.txt file2.txt file3.txt
rm -r my_directory
rm -i important_file.txt
rm -f unwanted_file.txt
rm
コマンドを使用する際は、削除するファイルやディレクトリを慎重に確認してください。一度削除すると、通常は復元できません。-i
オプションを使用して、誤って重要なファイルを削除しないようにしましょう。