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Contents:
  1. [Linux] Bash set コマンド: シェルの環境を設定する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 1. エラー発生時にスクリプトを停止する
      2. 2. 未定義の変数をエラーとして扱う
      3. 3. デバッグモードを有効にする
      4. 4. 複数のオプションを同時に設定する
    5. Tips

[Linux] Bash set コマンド: シェルの環境を設定する

Overview

set コマンドは、シェルの環境変数やオプションを設定するために使用されます。このコマンドを使用することで、シェルの動作をカスタマイズしたり、スクリプトの実行方法を変更したりできます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

set [options] [arguments]

Common Options

  • -e: コマンドがエラーを返した場合、スクリプトの実行を停止します。
  • -u: 未定義の変数を使用した場合にエラーを発生させます。
  • -x: 実行されるコマンドを表示します。デバッグに便利です。
  • -o: シェルオプションを設定または表示します。

Common Examples

以下に、set コマンドのいくつかの実用的な例を示します。

1. エラー発生時にスクリプトを停止する

set -e

このオプションを設定すると、エラーが発生した場合にスクリプトの実行が停止します。

2. 未定義の変数をエラーとして扱う

set -u

未定義の変数を参照すると、エラーが発生します。

3. デバッグモードを有効にする

set -x

コマンドの実行前にその内容を表示し、デバッグを容易にします。

4. 複数のオプションを同時に設定する

set -e -u -x

複数のオプションを同時に設定することも可能です。

Tips

  • スクリプトの冒頭で set -eset -u を使用すると、より堅牢なスクリプトを作成できます。
  • デバッグ時には set -x を使用して、実行されるコマンドを確認することが役立ちます。
  • 環境変数を変更する際は、影響を受けるスクリプトやプロセスに注意してください。