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Contents:
  1. [日本語] Bash traceroute の使い方: ネットワーク経路の追跡
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
    5. Tips

[日本語] Bash traceroute の使い方: ネットワーク経路の追跡

Overview

traceroute コマンドは、指定したホストへのネットワーク経路を追跡するためのツールです。このコマンドを使用することで、パケットが目的地に到達するまでに通過するルーターやホストを確認できます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

traceroute [options] [arguments]

Common Options

  • -m <max_ttl>: 最大のTTL(Time To Live)値を指定します。
  • -n: ホスト名の解決を行わず、IPアドレスのみを表示します。
  • -p <port>: 使用するポート番号を指定します。
  • -w <timeout>: 各応答のタイムアウト時間を指定します。

Common Examples

以下は traceroute コマンドのいくつかの実用的な例です。

  1. 基本的な使用法:
    traceroute example.com
    
  2. 最大TTLを10に設定する:
    traceroute -m 10 example.com
    
  3. IPアドレスのみを表示する:
    traceroute -n example.com
    
  4. 特定のポートを指定してトレースする:
    traceroute -p 80 example.com
    
  5. タイムアウトを5秒に設定する:
    traceroute -w 5 example.com
    

Tips

  • traceroute を使用する際は、管理者権限が必要な場合がありますので、必要に応じて sudo を使用してください。
  • ネットワークの問題を診断するために、異なるオプションを試してみると良いでしょう。
  • 結果を分析する際は、各ホップの応答時間を確認し、遅延が発生している場所を特定することが重要です。