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Contents:
  1. [Linux] Bash ulimit 使用法: プロセスのリソース制限を設定する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. すべてのリソース制限を表示する
      2. 最大オープンファイル数を設定する
      3. コアファイルのサイズ制限を無制限に設定する
      4. スタックサイズを設定する
    5. Tips

[Linux] Bash ulimit 使用法: プロセスのリソース制限を設定する

Overview

ulimit コマンドは、シェルやその子プロセスに対してリソースの制限を設定するために使用されます。これにより、メモリやファイルの数など、システムリソースの使用を制御することができます。

Usage

基本的な構文は次の通りです。

ulimit [options] [arguments]

Common Options

  • -a: すべてのリソース制限を表示します。
  • -c: コアファイルのサイズ制限を設定または表示します。
  • -d: データセグメントのサイズ制限を設定または表示します。
  • -f: ファイルサイズの制限を設定または表示します。
  • -l: ロックできるメモリのサイズ制限を設定または表示します。
  • -m: 常駐メモリのサイズ制限を設定または表示します。
  • -n: オープンできるファイルの最大数を設定または表示します。
  • -s: スタックサイズの制限を設定または表示します。
  • -t: プロセスの最大実行時間を設定または表示します。

Common Examples

以下に、ulimit コマンドのいくつかの実用的な例を示します。

すべてのリソース制限を表示する

ulimit -a

最大オープンファイル数を設定する

ulimit -n 1024

コアファイルのサイズ制限を無制限に設定する

ulimit -c unlimited

スタックサイズを設定する

ulimit -s 8192

Tips

  • ulimit の設定は、シェルセッションごとに適用されるため、永続的に設定したい場合は、シェルの初期化ファイル(例: .bashrc)に追加してください。
  • リソース制限を変更する際は、システム全体に影響を与える可能性があるため、注意して行ってください。
  • 一時的な変更が必要な場合は、スクリプト内で ulimit を使用して、特定のプロセスにのみ適用することができます。