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Contents:
  1. [Linux] Bash which コマンド: 実行可能ファイルのパスを表示する
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 例1: コマンドのパスを確認する
      2. 例2: 複数のコマンドのパスを確認する
      3. 例3: すべてのパスを表示する
      4. 例4: 成功したかどうかを確認する
    5. Tips

[Linux] Bash which コマンド: 実行可能ファイルのパスを表示する

Overview

which コマンドは、指定したコマンドがどの実行可能ファイルに対応しているかを表示します。これにより、システム内でコマンドがどこに存在するかを簡単に確認できます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

which [options] [arguments]

Common Options

  • -a: 指定したコマンドに対するすべてのパスを表示します。
  • -s: 出力を表示せず、成功したかどうかだけを返します。

Common Examples

以下は、which コマンドのいくつかの実用的な例です。

例1: コマンドのパスを確認する

特定のコマンドのパスを調べるには、次のようにします。

which python

例2: 複数のコマンドのパスを確認する

複数のコマンドのパスを一度に確認することもできます。

which python gcc git

例3: すべてのパスを表示する

コマンドのすべてのパスを表示するには、-a オプションを使用します。

which -a python

例4: 成功したかどうかを確認する

コマンドが存在するかどうかだけを確認したい場合は、-s オプションを使います。

which -s python
if [ $? -eq 0 ]; then
    echo "Python is installed."
else
    echo "Python is not installed."
fi

Tips

  • which コマンドは、システムにインストールされているコマンドの場所を確認するのに便利ですが、エイリアスや関数には対応していないことに注意してください。
  • 環境変数 PATH に基づいて検索を行うため、PATH の設定を確認することも重要です。
  • スクリプト内で which を使用して、依存関係のチェックを行うと、スクリプトの信頼性が向上します。