[日本語] C Shell (csh) getopts 使用法: コマンドラインオプションの解析

概要

getopts コマンドは、シェルスクリプト内でコマンドラインオプションを解析するためのツールです。これにより、スクリプトが引数を受け取り、適切に処理することが可能になります。

使用法

基本的な構文は以下の通りです。

getopts [options] [arguments]

一般的なオプション

• -a : オプションを指定する際に使用します。
• -b : 引数を受け取るためのオプションです。
• -c : オプションの解析を終了します。

一般的な例

以下にいくつかの実用的な例を示します。

例1: 基本的なオプションの解析

#!/bin/csh
set args = ( "$argv" )
while ( "$args" != "" )
    getopts "ab:c:" option args
    switch ( "$option" )
        case "a":
            echo "オプションAが指定されました"
            breaksw
        case "b":
            echo "オプションBが指定されました: $OPTARG"
            breaksw
        case "c":
            echo "オプションCが指定されました: $OPTARG"
            breaksw
        case "?":
            echo "無効なオプションです"
            breaksw
    endsw
end

例2: 複数のオプションを処理

#!/bin/csh
set args = ( "$argv" )
while ( "$args" != "" )
    getopts "abc:" option args
    switch ( "$option" )
        case "a":
            echo "オプションA"
            breaksw
        case "b":
            echo "オプションB"
            breaksw
        case "c":
            echo "オプションC: $OPTARG"
            breaksw
        case "?":
            echo "無効なオプション"
            breaksw
    endsw
end

ヒント

• getopts を使用する際は、オプションの引数を明確に指定することが重要です。
• スクリプトの最初に set args = ( "$argv" ) を使って引数を取得することを忘れないでください。
• getopts の使用後は、常に switch 文を使ってオプションを処理するようにしましょう。これにより、可読性が向上します。