[Unix系] C Shell (csh) test 使用法: 条件評価を行う

Overview

test コマンドは、条件式を評価し、その結果に基づいて真偽値を返します。このコマンドは、シェルスクリプトやコマンドラインで条件分岐を行う際に非常に便利です。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

test [options] [arguments]

Common Options

• -e ファイル名: 指定したファイルが存在するかをチェックします。
• -d ディレクトリ名: 指定したディレクトリが存在するかをチェックします。
• -f ファイル名: 指定したファイルが通常のファイルかどうかをチェックします。
• -z 文字列: 指定した文字列が空であるかをチェックします。
• -eq: 二つの数値が等しいかをチェックします。

Common Examples

以下に、test コマンドの実用的な例をいくつか示します。

ファイルの存在確認

if ( `test -e myfile.txt` ) then
    echo "myfile.txt は存在します。"
else
    echo "myfile.txt は存在しません。"
endif

ディレクトリの確認

if ( `test -d mydir` ) then
    echo "mydir はディレクトリです。"
else
    echo "mydir はディレクトリではありません。"
endif

文字列の長さ確認

set mystring = ""
if ( `test -z $mystring` ) then
    echo "mystring は空です。"
endif

数値の比較

set num1 = 5
set num2 = 10
if ( `test $num1 -eq $num2` ) then
    echo "num1 と num2 は等しいです。"
else
    echo "num1 と num2 は異なります。"
endif

Tips

• test コマンドは、条件式を評価する際に非常に効率的です。スクリプト内での使用をお勧めします。
• [ と ] を使用して test コマンドを代用することもできます。例えば、[ -e myfile.txt ] と書くことができます。
• 複数の条件を組み合わせる場合は、&& や || を使用して論理演算を行うことができます。