ulimit
コマンドは、シェルで実行されるプロセスが使用できるリソースの制限を設定または表示するために使用されます。これにより、システムの安定性を保ちながら、リソースの過剰使用を防ぐことができます。
基本的な構文は以下の通りです。
ulimit [options] [arguments]
-a
: すべてのリソース制限を表示します。-c
: コアファイルのサイズ制限を設定または表示します。-d
: データセグメントのサイズ制限を設定または表示します。-f
: ファイルサイズの制限を設定または表示します。-l
: ロック可能なメモリのサイズ制限を設定または表示します。-m
: メモリサイズの制限を設定または表示します。-s
: スタックサイズの制限を設定または表示します。-t
: プロセスの最大実行時間を設定または表示します。以下に、ulimit
コマンドのいくつかの実用的な例を示します。
ulimit -a
ulimit -c 1024
ulimit -d
ulimit -f 2048
ulimit -s
ulimit
を使用する場合は、スクリプトの最初に設定を行うことをお勧めします。ulimit
の設定は、シェルセッションが終了するとリセットされるため、永続的な変更が必要な場合は、シェルの設定ファイルに追加してください。