head
コマンドは、指定したファイルの最初の部分を表示するために使用されます。デフォルトでは、最初の10行を表示しますが、オプションを使用することで表示する行数を変更することができます。
基本的な構文は以下の通りです。
head [オプション] [引数]
-n [数]
: 表示する行数を指定します。例えば、-n 5
は最初の5行を表示します。-q
: 複数のファイルを指定した場合に、ファイル名を表示しません。-c [数]
: 指定したバイト数を表示します。以下は、head
コマンドのいくつかの実用的な例です。
head filename.txt
head -n 5 filename.txt
head -c 20 filename.txt
head file1.txt file2.txt
head -q file1.txt file2.txt
head
コマンドを使用すると、ファイルの先頭部分を素早く確認できます。tail
コマンドと組み合わせて使用することで、ファイルの先頭と末尾の両方を簡単に確認できます。head
を使って特定の出力の一部を確認するのも便利です。