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Contents:
  1. [日本語] Debian Almquist Shell (dash) umount の使い方: ファイルシステムをアンマウントする
    1. 概要
    2. 使用法
    3. 一般的なオプション
    4. 一般的な例
      1. 例1: 特定のマウントポイントをアンマウントする
      2. 例2: デバイスファイルを指定してアンマウントする
      3. 例3: すべてのファイルシステムをアンマウントする
      4. 例4: 遅延アンマウントを行う
      5. 例5: 強制的にアンマウントする
    5. ヒント

[日本語] Debian Almquist Shell (dash) umount の使い方: ファイルシステムをアンマウントする

概要

umount コマンドは、マウントされたファイルシステムをアンマウントするために使用されます。これにより、システムがそのファイルシステムへのアクセスを停止し、データの整合性を保つことができます。

使用法

基本的な構文は次のとおりです。

umount [オプション] [引数]

一般的なオプション

  • -a: /etc/mtab にリストされているすべてのファイルシステムをアンマウントします。
  • -l: 遅延アンマウントを行います。すぐにアンマウント処理を開始しますが、実際のアンマウントは後で行われます。
  • -f: 強制的にアンマウントします。通常のアンマウントが失敗した場合に使用します。

一般的な例

以下に、umount コマンドのいくつかの実用的な例を示します。

例1: 特定のマウントポイントをアンマウントする

umount /mnt/mydrive

例2: デバイスファイルを指定してアンマウントする

umount /dev/sdb1

例3: すべてのファイルシステムをアンマウントする

umount -a

例4: 遅延アンマウントを行う

umount -l /mnt/mydrive

例5: 強制的にアンマウントする

umount -f /mnt/mydrive

ヒント

  • アンマウントする前に、対象のファイルシステム上で開いているファイルやプロセスがないことを確認してください。
  • 重要なデータを失わないように、アンマウントする前にすべての作業を保存してください。
  • システムがファイルシステムを使用している場合、umount コマンドは失敗することがあります。その場合は、使用中のプロセスを特定して終了させる必要があります。