cryptsetup
コマンドは、Linux システムにおけるディスク暗号化の管理を行うためのツールです。このコマンドを使用することで、暗号化されたボリュームの作成、管理、マウントが可能になります。
基本的な構文は以下の通りです。
cryptsetup [options] [arguments]
luksFormat
: 新しい LUKS ボリュームを作成します。luksOpen
: LUKS ボリュームを開き、デバイスマッパーにマウントします。luksClose
: 開いている LUKS ボリュームを閉じます。luksAddKey
: 既存の LUKS ボリュームに新しい鍵を追加します。luksRemoveKey
: LUKS ボリュームから鍵を削除します。以下に、cryptsetup
コマンドの実用的な例を示します。
cryptsetup luksFormat /dev/sdX
cryptsetup luksOpen /dev/sdX my_encrypted_volume
cryptsetup luksClose my_encrypted_volume
cryptsetup luksAddKey /dev/sdX
cryptsetup luksRemoveKey /dev/sdX
cryptsetup
コマンドを使用する際は、管理者権限が必要ですので、sudo
を使用することをお勧めします。