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Contents:
  1. [Linux] Bash popd の使い方: ディレクトリスタックからのポップ
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 例1: ディレクトリスタックからポップする
      2. 例2: スタックの特定の位置からポップする
      3. 例3: 現在のディレクトリを変更するが、スタックはそのまま
    5. Tips

[Linux] Bash popd の使い方: ディレクトリスタックからのポップ

Overview

popd コマンドは、ディレクトリスタックから最後に追加されたディレクトリを削除し、そのディレクトリに移動するためのコマンドです。これにより、以前に訪れたディレクトリに簡単に戻ることができます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

popd [options]

Common Options

  • -n: スタックからディレクトリを削除せずに、現在のディレクトリを変更します。
  • +n: スタックの指定した位置(n番目)からディレクトリをポップします。
  • -n: スタックの指定した位置(n番目)からディレクトリをポップします。

Common Examples

以下は、popd コマンドのいくつかの実用的な例です。

例1: ディレクトリスタックからポップする

pushd /path/to/directory
# 何か作業を行う
popd

例2: スタックの特定の位置からポップする

pushd /path/to/first
pushd /path/to/second
popd +1

例3: 現在のディレクトリを変更するが、スタックはそのまま

pushd /path/to/directory
popd -n

Tips

  • pushdpopd を組み合わせることで、ディレクトリ間を効率よく移動できます。
  • ディレクトリスタックの状態を確認するには、dirs コマンドを使用すると便利です。
  • スクリプト内で popd を使用する際は、スタックの状態を意識しておくと良いでしょう。