[日本] C Shell (csh) iconv の使い方: 文字エンコーディングの変換

概要

iconv コマンドは、ファイルの文字エンコーディングを変換するためのツールです。異なるエンコーディング間でテキストデータを変換する際に非常に便利です。

使用法

基本的な構文は以下の通りです。

iconv [オプション] [引数]

一般的なオプション

• -f：変換元の文字エンコーディングを指定します。
• -t：変換先の文字エンコーディングを指定します。
• -o：出力ファイルを指定します。指定しない場合は標準出力に出力されます。

一般的な例

以下に、iconv コマンドのいくつかの実用的な例を示します。

例1: UTF-8からISO-8859-1への変換

iconv -f UTF-8 -t ISO-8859-1 input.txt -o output.txt

例2: Shift_JISからUTF-8への変換

iconv -f SHIFT_JIS -t UTF-8 input_sjis.txt -o output_utf8.txt

例3: 標準出力への変換

iconv -f UTF-8 -t UTF-16 input.txt

ヒント

• 変換元と変換先のエンコーディングは、正確に指定する必要があります。間違ったエンコーディングを指定すると、エラーが発生することがあります。
• 大きなファイルを変換する際は、出力先を指定することで、元のファイルを上書きしないようにしましょう。
• iconv のサポートしているエンコーディングのリストは、iconv -l コマンドを使用して確認できます。