od
コマンドは、ファイルの内容をオクタル、16進数、またはASCII形式で表示するためのツールです。主にバイナリファイルの解析やデバッグに使用されます。
基本的な構文は次のとおりです。
od [options] [arguments]
-A
: アドレスの表示形式を指定します。-t
: 表示形式を指定します(例: -t x
は16進数表示)。-N
: 読み込むバイト数を指定します。-v
: 重複する行も表示します。以下は、od
コマンドのいくつかの実用的な例です。
od -t x myfile.bin
od -t o myfile.bin
od -N 16 myfile.bin
od -A x myfile.bin
od -v myfile.bin
-N
オプションを使って必要な部分だけを表示すると効率的です。-t
オプションを活用して、目的に応じた形式でデータを確認しましょう。less
や more
と組み合わせて、ページ単位で表示することを検討してください。