update-rc.d
コマンドは、Linux システムにおいてサービスの自動起動を設定するためのツールです。特に、システムの起動時に特定のサービスを自動的に開始したり、停止したりするための設定を行います。
基本的な構文は以下の通りです。
update-rc.d [options] [arguments]
defaults
: デフォルトの起動レベルでサービスを登録します。remove
: サービスを自動起動から削除します。start
: サービスの起動時に実行するスクリプトを指定します。stop
: サービスの停止時に実行するスクリプトを指定します。以下に、update-rc.d
コマンドのいくつかの実用的な例を示します。
sudo update-rc.d myservice defaults
このコマンドは、myservice
をデフォルトの起動レベルに追加します。
sudo update-rc.d myservice remove
このコマンドは、myservice
を自動起動から削除します。
sudo update-rc.d myservice start 20 2 3 4 5 . stop 80 0 1 6 .
このコマンドは、myservice
を起動レベル 2, 3, 4, 5 で起動し、レベル 0, 1, 6 で停止するように設定します。
/etc/init.d/
ディレクトリに配置する必要があります。update-rc.d
コマンドを使用する前に、スクリプトが正しく動作することを確認してください。