[日本語] Debian Almquist Shell (dash) crontab 使用法: 定期的なタスクのスケジューリング

概要

crontab コマンドは、定期的に実行するタスクをスケジュールするためのツールです。ユーザーは、特定の時間や日付にコマンドやスクリプトを自動的に実行するように設定できます。

使用法

基本的な構文は以下の通りです。

crontab [オプション] [引数]

一般的なオプション

• -e : 現在のユーザーの crontab を編集します。
• -l : 現在のユーザーの crontab の内容を表示します。
• -r : 現在のユーザーの crontab を削除します。

一般的な例

以下に、いくつかの実用的な例を示します。

1. crontab を編集する

crontab -e

このコマンドを実行すると、現在のユーザーの crontab を編集するためのエディタが開きます。

2. crontab の内容を表示する

crontab -l

このコマンドは、現在のユーザーの crontab に設定されているタスクを表示します。

3. crontab を削除する

crontab -r

このコマンドを実行すると、現在のユーザーの crontab が完全に削除されます。

4. 毎日午前2時にスクリプトを実行する

0 2 * * * /path/to/script.sh

このエントリは、毎日午前2時に指定したスクリプトを実行します。

5. 毎週月曜日の午前3時にバックアップを作成する

0 3 * * 1 /path/to/backup.sh

このエントリは、毎週月曜日の午前3時にバックアップスクリプトを実行します。

ヒント

• crontab のエントリは、5つのフィールド（分、時、日、月、曜日）で構成されていることを覚えておきましょう。
• スクリプトの実行結果をメールで受け取りたい場合は、MAILTO 環境変数を設定することができます。
• テストを行う際は、短い時間間隔でスケジュールを設定し、正しく動作するか確認することをお勧めします。