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Contents:
  1. [日本語] Debian Almquist Shell (dash) traceroute の使い方: ネットワーク経路の追跡
    1. Overview
    2. Usage
    3. Common Options
    4. Common Examples
      1. 基本的な使用法
      2. 最大TTLを指定する
      3. IPアドレスのみを表示
      4. 特定のポートを使用
    5. Tips

[日本語] Debian Almquist Shell (dash) traceroute の使い方: ネットワーク経路の追跡

Overview

traceroute コマンドは、指定したホストまでのネットワーク経路を追跡し、各中継点の応答時間を測定するために使用されます。これにより、ネットワークの遅延や障害の原因を特定するのに役立ちます。

Usage

基本的な構文は以下の通りです。

traceroute [options] [arguments]

Common Options

  • -m <max_ttl>: 最大TTL(Time To Live)値を指定します。
  • -n: ホスト名の解決を行わず、IPアドレスのみを表示します。
  • -p <port>: 使用するポート番号を指定します。
  • -q <nqueries>: 各ホップに対して送信するクエリの数を指定します。

Common Examples

以下は、traceroute コマンドのいくつかの実用的な例です。

基本的な使用法

特定のホストへの経路を追跡する基本的なコマンドです。

traceroute example.com

最大TTLを指定する

最大TTLを15に設定して経路を追跡します。

traceroute -m 15 example.com

IPアドレスのみを表示

ホスト名の解決を行わず、IPアドレスのみを表示します。

traceroute -n example.com

特定のポートを使用

特定のポート(例:80)を使用して経路を追跡します。

traceroute -p 80 example.com

Tips

  • traceroute を使用する際は、ネットワークの遅延や問題を特定するために、複数回実行して結果を比較することをお勧めします。
  • 経路の途中で応答しないホップがある場合、それは必ずしも問題ではなく、特定のルーターがICMPパケットを無視している可能性があります。
  • -n オプションを使用することで、結果の表示が速くなり、特に多くのホップがある場合に便利です。